舞いあがれ!自分、最高やったで。

昨日、22年度後期の連続テレビ小説「舞いあがれ!」が終わりました。

 

私にとっては、花子とアン以来、人生2作目の朝ドラでした。

 

早くもロスなので、好きなセリフトップ10と共に舞いあがれを振り返ります。

 

 

 

10位 君が行く新たな道を照らすよう

    千億の星に頼んでおいた

 

 

 

第20週「伝えたい思い」の予告は舞の声でこの歌が詠まれるだけでした。

 

良い歌です。

 

これ、視聴者で思ってるの全国で私だけかもしれませんが、久留美は貴司のことが好き(だった時期もある)と本気で思っています。

 

 

根拠は貴司が大阪から居なくなって、行方不明になっていた時期。

 

貴司が居なくなって、舞が五島へ迎えに行くと言った時に「私も行く」と即答した場面。学費免除で看護学校に行ってるほど真面目な久留美が、学校やバイトを休み五島行を即決するのはちょっと「ん?」となりました。

 

五島でばんばの船から陸へ上がる際、舞は貴司の手を取らなかったのに、久留美は手を取ったのもそういうメタファーなのではと思いました。

 

舞が幼少期五島へ行っていたときは、久留美と貴司が二人大阪だったこと等からも、久留美は貴司のことが好きだった時期もあるのではと推察しています。

 

話が逸れましたが、そういう久留美が第20週では舞を後押ししていたのが、もう激熱でした。柏木公園のベンチで、舞を座らせて話していたシーンは、印象的です。

 

 

9位 2人で親になったんやから

 

イクメンという言葉、「自分の子供育ててイクメン?はっ?」って思ってるので、「受験は団体戦(いや、個人戦です)」「更正(元から真面目な人の方が1億倍偉いです)」と並び3大嫌いな言葉に入ります。

 

 

 

貴司はイクメンを自称せずに、家事も育児も自然にやっていたので、そこは模範的な親でした。

 

近頃は、SDGsの押し付けみたいなドラマが多くうんざりすることもありますが、こういう自然な姿を朝ドラで描くことに意味があります。

 

 

 

8位 妹と文通はきついやろ 

 

前科者(久留美に手を出したことでそう呼びます)の兄貴のツンデレセリフ。


福原遥ちゃんが同い年なのは誇らしいですが、やはり妹属性が高すぎるので、遥ちゃんを年下として見れる立場と妹として電話がかかってきて、文通まで提案される兄貴には、普通に嫉妬でした。

 

 

7位 岩倉、自分最高やで。

 

最終回でも由良先輩の口から出ました。

舞いあがれで一番面白かったのは、航空学校編かなにわバードマン編です。

やっぱ「空」なんですわ。

 

 

6位 雪合戦ばしたかろ? 


幼少期、五島から東大阪へ帰る舞へ一太が海辺で言ったセリフ。

 

ずっと五島にいてほしいという想いを込めて、

 

こん島の冬は雪ば降るとぞ。 一緒に雪合戦ばしたかろ?

 

と舞に想いを伝えた一太。

 

舞いあがれにおいて、ロマンチスト=刈谷先輩なのは否定しませんが、小学生でこれを言える一太も中々だと思いました。

 

ちなみに、五島の実際の気候は、雪がまったく降るわけではありませんが、雪合戦が毎年できるほどの降雪地帯ではないというのがポイント高いです。

 

何としても舞を引き止めたいという想いから出たロマンチスト一太のこのセリフは、幼少期編の名場面の1つと言えるでしょう。

 

 

5位 ちゃうで 


貴司の勝さんへの冷静なツッコミ。

 

油と小麦粉ということは、もうほぼほぼお好み焼きやん

 

ちゃうで。

 

クールな顔でつっこむのが面白かったです。

 

 

 

4位 岩倉さんがいてくれて良かった 


放送前から舞に男絡みはいらんと鼻息を荒くしていた私が、唯一応援態勢に入ったのが吉田学生。

 

談話室でカップ麺食べたシーンは今でも観返してしまいます。


航空学校の6人の中で最年少かつ同い年だった舞と吉田学生、舞が唯一くん付けかつタメ語だったのが良かったです。

 

吉田学生を応援していた理由は、柏木とは違って控え目で第1印象の時点から良かった、陽か陰だったら後者… といったところですが、よくよく考えれば、普通に顔が良い、航空学校受かるほど頭脳明晰で、ブランク期間も自学で追い付き、最終的にはパイロット(高収入)になる時点で、余裕でアルファ男性。

 

最終回でもきっちり指輪をしていました。

 

いざ結ばれていたら、結局指くわえてたのではないかと思います。

 

 

 

3位 よしっ

 

秋月さんが現れた頃、舞も貴司への気持ちに気付き、どんどん「女」になっていきました。


失恋ショコラティエにおいて、紗絵子さんが爽太へ会いに行く前、自宅でメイクをし終わった後、「よしっ」と言うシーンが死ぬほど好きなのですが、これはそれの本歌取りなんじゃないかと思いました。

 

たぶん舞が傘を忘れたのも紗絵子さんと同じならわざと。


オタク特有の深読み辞めろやと思われるかもしれませんが、時期的にもちょうど失ショコの放送時期で、舞の巻き髪も紗絵子さん風になっていたことから、わりと本気であり得ると思います(願望含)


舞いあがれは毎話Twitterでパブサをしていましたが、この頃の舞の髪型やメイクが、時代背景的に紗絵子さんにインスピレーションを受けているみたいな理解(わかっ)てる人達の意見はいくつかあったので「お前ら全員船乗れ」となりました。

 

 

2位 マヨネーズでハート描いたろか 


柏木実家襲来の夜、勝さんが冗談で言ったこのセリフ、その後のお父ちゃんの机叩きも合わせて面白かったです。


留美と八神が来た時は、勝さんは「マヨネーズでハート描いたろか」とは言わなかったのを考えると、柏木と舞がこの時点ではお似合いであり、発狂してるのは、舞ガチ恋勢の画面越しの私だけだったという悲しい現実が導かれます。

 

 


1位 あんた、ええ女やな

 

「携帯買うてん」

から度々あった舞と久留美の通話シーン、毎回「百合」を感じていた私が一番好きなのは、柏木に告白されていて返事を迷っていたタイミングの舞が久留美と電話で話したシーン。

 

エリート男子待たせて、あんた、ええ女やな。

 

 

留美としてはからかいのつもりだったんでしょうが、私はこれを本心だと読み取りました(現代文再履確定)

 

このセリフのあとの舞の「久留美!」の言い方も、喜びを隠しきれない表情と読み取ったので、マジで百合の間に男が入ろうもんなら俺は動くよ? となりました。 (ミルクボーイ)(パフェのかさ増し)

 

 

 

男絡みで鬱になることも度々あった半年間でしたが、いざ終わると寂しいです。

 

五島列島には、今年中に行かないといけません。


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舞いあがれ、最高やったで!!