初めての海外~前編~

3月下旬に人生で初めて日本を出ました。家庭で海外に行ったことのある人は、祖父が半世紀前にハワイに一回行ったぐらいで、私の家庭は非常に海外に縁遠い家庭です。渡航の半年前に赤いパスポートを取った時点で、マウントを取れました。

 

そんな私が海外になぜ行くことになったかというと、大学で所属するゼミの研修です。行き先はフィリピン。ゼミで学んでいるので、わりと知っていることも多い国ではありましたが、高校までだと、地図帳に書いた「バナナ ミンダナオ島」、「旧宗主国スペイン→米」ぐらいの知識しかありませんでした。リーサチや旅の準備については割愛。

 

初日

 

いよいよ出発です。

 

初日から初めて尽くしでした。まずは国際線での出国。なぜか緊張しました。

いよいよ搭乗。香港を経由します。香港まで4時間の空の旅です。私はスカイツリーのエレベーターで耳が痛くなるほど耳が弱いので、飛行機というのは、地獄でございます。この旅で往復4回、総計12時間飛行機に乗るという旅程を見たときは、天を仰ぎました。

案の定、耳はKOされましたが、無事に香港着。初めて異国の地に足を踏み入れます。といっても空港からは出なかったので、あまり実感は湧きませんでした。

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Hong Kongでリーガル・ハイのしりとりのシーンを思い出しました。分かる人は友達。

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さあいよいよマニラへ出発です。またもや耳はKOされましたが到着。このとき夜12時ぐらいでしたかね。眠いですが、入国審査というものがありました。

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多言語

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空港の外でようやくフィリピンを感じました。

 そこから大型ワゴン(通称:バン)に乗って7泊のうち5泊を過ごすホテルへ。

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ホテルのWi-Fiは史上最も繋がりにくいものでした。パスワードはまだ覚えてます。

寝たのは2時前とかでした。翌朝7時起きは、Long sleeper の私にとって偏差値70でした。

 

2日目

朝食はホテルの1Fのレストランで食べました。写真撮ってなかったですね。それほど眠かったのでしょう。

午前中は市場を見ました。なかなか面白かったですね。

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電線が低い。

昼食は、ファストフードでした。

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フィリピンでは一番大きいファストフードチェーンでしょうか。

この時はまだ生野菜を食べれない高カロリー地獄の中にいるというのは知る由もありません。

 

軽く買い物をした後、ホテルに戻りました。やることは一つ、睡眠です。

夕方になりました。夕食はホテルから近いレストラン。

ここでの出来事が今回の旅(一応研修と呼ぶべきだろうか…)で考えさせられた出来事になります。

 

マニラは首都とは言え、貧富の格差があるのは事実です。

 

私たちが食事をしていると、物乞いをする子供たちが、お金や食べ物を求めてきました。言葉がわからなくても、何を要求しているかはわかります。

 

「断るように」と現地の方から言われたので、何もできませんでしたが、子供たちは退店した客の残飯を食い漁りました。店員さんも現地の方も慣れたような感じでしたが、日本で見たことのない光景、貧困という現実を初めて自分の目で見たことで何か心に来るものがありました。

 

コンビニでアルバイトをしていた際、大量の食品廃棄の仕事を通して、食べ物を残さない、捨てないという意識は人よりも持っていたつもりです。

 

しかし、食べるという行為が当たり前にできるということへの感謝の気持ちは、欠けていたと思います。

これは私の個人的な意見ですが、食べることができる感謝の気持ちは、給食でのどんな食育教育よりも、こういう目を背けたくなるような現実を見ることで、持つようになるのではないかと感じました。

 

この日は前日よりは早く寝れました。

 

3日目

この日も例のごとく高カロリーな朝食を食べます。味はおいしいですよ。(翌日以降私はこのマニラのホテルでの朝食会場には現れませんでした。俗に言うリタイアです。)

この日は朝から夕方まで現地の大学の学生との交流です。

 

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lunch

キャンパスの見学、私たちの発表、相手方の発表、ウクレレ演奏体験、演劇鑑賞…様々なことをしました。ちなみに、大学のトイレは、便座やトイレットペーパーがないやつです。したことのない体勢で用を足し、常に多めに持参していたポケットティッシュが本領を発揮しました。

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楽しいひと時でした。

ここで感じたのが、言葉の壁。他の日でも感じましたが、圧倒的にコミュニケーションを取る機会が多かったので、特に感じました。

 

同世代の現地の学生との英語力の差はすさまじいです。

ただ高校時代、英語は毎回赤点回避を目指し、センター試験は全国平均に到達しなかった私も「もっと勉強しとけばよかった」とはそこまでは思いませんでした。というよりは、英会話スクールや英語でコミュニケーションを取る環境に身を投じておくべきだったと思いました。

 

学校で習う英語も役には立っていました。博物館の展示やレストランのメニューなどは普通に読んで理解できるからです。長文読解の成果はあるといえるでしょう。

 

しかし、話す、聴くといったことに関しては、しんどいものがありました。といっても、逃げ道はありません。自分のやれることをやって何とかコミュニケーションを取りました。

結果、会話は満足にできなくても、意思疎通というのはできました。

 

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take picture でツーショットも撮りました。なお、日本では女性に敬語の模様。

かの本田圭佑選手は言いました。「出身地はearth」だと。

 

4日目

朝食は食べずに、2日前にスーパーで仕入れた野菜ジュースを投入しました。熱帯気候で冷蔵庫のない環境で置いていた野菜ジュースですが死ぬほど美味しかったです。

この日は、史跡や博物館などの観光名所にあたるものを巡りました。

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この木 なんの木 気になる木

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羞恥7割、快感3割。

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夕食は、コックさんやウエイターさんによる歌や踊りが満載のレストランでした。ディナーショーというやつかもしれません。

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瓶の時点で優勝。

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fruit:最高の意、またはその様子。


4日目が終わりました。折り返し。後編に続く。

 

 

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