劇場版おっさんずラブみたお

 

hatebloz.hatenablog.com

 

前々から、楽しみにしていた「劇場版おっさんずラブ」がついに公開されました。公開日に早速行き、先日2回目に行き…と、公開から1週間経っていませんが、すでに2回行きました。

 

ちなみに、サブタイトルのLOVE or DEADから、劇場版を見終わった人のことを民の間では、DEAD済 と称しているそうです。一つ突っ込みたいのが、DEAD済なのに、民のみなさんが、劇場に何回も足を運んだり、聖地巡礼をしたり、SNS上で相変わらず元気だったりと、全然DEAD済ではない「不死身」であることです。

f:id:hatebloz:20190826232238j:plain

映画の公式本も買いました。わんだほう。

 

f:id:hatebloz:20190826232330j:plain

公式本の最終ページに券を貼っています。あと何枚貼ることになるだろうか…

 

笑いあり、涙ありの作品で、私も昨年のコード・ブルー以来となる劇場での涙を流しました。2回目は冷静に観れると思いましたが、そんなことはなかったですね。

 

今回は、4つの切り口から、おっさんずラブへの愛をただただ叫びたいと思います。

 

ネタバレあり。

 

 ・西園寺蝶子さんについて。

様々な個性的な登場人物が、おっさんずラブにはいます。中でも、私は 西園寺(黒澤)蝶子さん が一番好きです。アイドルではないですが、蝶子担と名乗らせてください。

 

何が好きかというと、シンプルに「可愛すぎる」というのもありますが、ちょっと言動が変わっているところが面白いです。例えば、ファミレスでのシーンで、春田に対して「爆笑してたんでしょ!!」というセリフがあります。その前まで、蝶子さんは(なぜか春田も)泣いていたのに、そのセリフで個人的には、感動ムードが吹き飛び、笑ってしまうんですよね。

 

その後、春田を訴えようとして突き飛ばすときも、「この破壊神!」という言葉を吐きます。他にも、怒りを示す態度が、ひたすらキャベツを切ることだったり、離婚を受け入れたうえに、春田を諦めきれない部長と「作戦会議」を立てて、部長を応援する立場になったりと、とても普通ではありません。

 

そんな蝶子さんですが、部長と別れた後は、天空不動産の23歳の社員・マロと親密になっていき、劇場版でついに結婚します。おっさんずラブの世界だと27歳の歳の差が全然気にならないんですよね。普通に考えて、27歳上の上司の元妻に部下がアタックして、最終的には結婚するというのは、自然に描く方が難しいと思うんですが、自然も自然なんですよね。蝶子さんが、初めて天空不動産に乗り込んだ時、最初に応対した人はマロでした。あの時から二人は結ばれる運命だったのでしょうか。

 

そんな蝶子担の私が選ぶ「蝶子さんの1番好きなシーン」は、4話で部長が春田にお断りをされているところをこっそり見て、木の影から涙を流しているところです。はじめてのおつかいを見守る親みたいな表情をしています。これを見て、30年ほど続いた部長との結婚生活を諦め、部長の恋を応援しようと決心するんですよね。   尊いです……

 

ちなみに、おっさんずラブでは、黒澤家に子供がいる様子が描かれません。年齢を考えれば、独り立ちしているから出てこないだけとも考えられますが、個人的には子供がいる気配がないので、2人の間に子供はいないのでは(?)と勝手に思っています。

 

もし、2人の間に子供がいたとしても、2人の子供なら、部長と蝶子さんの離婚を受け入れて、部長と蝶子さんの新しい人生を応援してくれるのではないかなと思います。

 

・"春ちず"が好きな件

おっさんずラブの軸は"牧春"でありますが、私は"春ちず"が好きです。とは言っても、「春ちずend以外は認めない」という立場ではなく、純粋に春ちずが好きというだけなので、"反"牧春とかいうわけでもありません。

 

春田もちずは、歳が6歳離れている幼馴染という設定。幼馴染なのにちずは、春田のことを「春田」と呼びます。ここ謎すぎません?

この2人。どちらかがもう少し早く素直になれていれば、結ばれていたでしょう。とは言え、1話からもどかしいシーンは、随所に見られました。

 

セリフだけ抜き出すと「俺と結婚してみる?」「今出なくてよくね?」「一緒に寝る?」などなど…

 

ちずは、春田が部長に告白されたことを知っても、牧が春田のことを好きだということを知っても、変に思わず普通に受け止め、春田の恋愛を応援しようとしたり、時にはビンタをしたりして春田に喝を入れました。

 

対する春田も、部長に告白されたことや牧と付き合っていることを最初に教えたのは、いつでもちずでした。

 

しかし、ちずは自分の気持ちに気付き、自己満でもいいから気持ちをスッキリさせようと春田に告白をします。こんにゃくを10個買いに行った帰りの告白のシーンは、とてもとても切なかったです…

 

・"牧ちず"の友情

そんな春田を巡る恋敵同士だったとも言える2人ですが、彼らは友情を深めていきます。

代表的なのは、前回紹介した最終回・橋から叫ぶシーンでしょうか。中国に行ってる時も牧はちずにいろいろ相談をしていたようです。

彼らが仲良くなって、友情が芽生えているところは、うまく言えないですが、個人的には「わんだほう」な部分かなと思います。

 

・もっと注目してほしい人たち

武川政宗

武川担のスピンオフ熱望度には凄まじいものがあります。映画では、若干出番が少ないという印象を受けましたが、存在感はピカイチでした。日常生活で納得いかないことがあると、脳内で武川主任が「説明になってないだろ!!」とゴミ箱を蹴り上げます。そろそろやめたい。

 

瀬川舞香

「好きになっちゃいけない人なんていないんじゃないかしら」「不倫ダメ絶対」「恋のオーダーしちゃおうかしら」などなど…名言製造機です。

 

いるだけでも面白いマイマイのシーンで一番好きなのは、マロが蝶子さんに対して、宇宙人な発言を繰り返したとき(2話)に「あっちいってなさい!」と一喝したところです。何回見ても面白いです。はい。

 

宮島亜紀

通称アッキー。6話で春田に「ドンマイ」と言うシーンからわかるのですが、指輪を付けているため既婚者であると推測されています。天空不動産で起こる様々なことを温かく見守り、受け入れるアッキーのような人の旦那さんも、きっと素敵な人なんだろうなと勝手に思っています。年下のマロに対しても、「栗林さん」と呼んでいるところ(1話)もなんかいいです。

 

とりあえず4つの切り口からOL愛を叫んでみました。

 

このキャスタービジュアルのフレーズは、見れば見るほど心にしみます。

この夏、ドラマをもう一周、映画をもう一回は、ノルマとして自分自身に課したいと思います。